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概要

施設栽培におけるAI/IoTの活用として,収量予測,植物状態予測,エキスパートシステムに関する共同研究をエア・ウォーター株式会社様と実施しています.

目的

実用性の高い施設園芸AIシステム(収量予測,木状態推定,エキスパート)の実現を目標に研究を進めています.

内容

下記に示す3テーマについて取り組んでいます.
(1) AIを活用した高精度な短期収量予測
(2)トマト木動画像解析による植物状態特徴量抽出
(3)農園運営支援を目的としたエキスパートシステム
それぞれのテーマの概要について説明します.

 

(1)AIを活用した高精度な短期収量予測

農園経営にとって短期の収量予測は,経営利益の面から非常に重要な課題となっています.本テーマでは,外的要因(気温,日射量など)と内的要因(トマト木の状態),現在の着果状態などを総合的に判断し,より正確な短期収量予測の実現を目指しています.

 

(2)トマト木動画像解析による植物状態特徴量抽出

画像・動画からトマト木の特徴量を抽出し,その状態を推定するフェノタイピングに関する研究を進めています.具体的には,葉面積(Leaf Area Index,LAI)の推定,バランスや樹勢といったトマト木状態の推定の実現に取り組んでいます.

 

(3)農園運営支援を目的としたエキスパートシステム

施設栽培における農園経営には,膨大な知識と経験,勘が求められ,新規参入における障害となっています.この障害を低くするため,経験豊かなグロアー(農園管理者)の知識をシステム化し,実際の農園運営をサポートとするエキスパートシステムに関する研究に取り組んでいます.

 

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